ゴム・素材

引布では様々な種類の合成ゴムを扱っていますが、そのうち代表的なゴムの性質を紹介させて頂きます。
「各種合成ゴム」と簡単にまとめられますが、ゴムの伸びて元に戻る特徴を持たせるには原料ゴム(ポリマー)に様々な添加剤を加え架橋(加硫)をしなければなりません。
同じ合成ゴムでも、配合や加硫方法で特性も微妙に異なってきます。同じ温度条件によってもその特性を比較するのは実用性能とはかけ離れてしまうかもしれません。また耐熱・耐寒試験のように、その試験条件で特性の順位が逆転することさえあります。高温になるほど薬品、溶剤、オイルに対するゴムの耐液性が低下しますが、その程度はゴムの種類や接触する液体の種類によっても異なります。
ネバネバしていて加工しにくいものや、反対にパサパサしているもの、布との接着性が良さそうなものなどポリマーからイメージできるかもしれませんので、外観写真を載せてみました。
一概に原料ゴムを比較してあれこれ語るのはナンセンスかもしれませんが、ポリマー写真を見比べてみるとお探しのものが見つかるかもしれません。

原料ゴムと製品例

原料ゴム名 EPDM
(エチレン・プロピレン)
IIR
(ブチル)
U
(ウレタン)
Q
(シリコーン)
FKM
(フッ素)
CSM

この他にもNR(天然ゴム)、SBR(スチレン・ブタジエンゴム)、NBR(ニトリルゴム)、ACM(アクリルゴム) HSN(水素化ニトリルゴム)、CO・ECO(エピクロルヒドリンゴム)など汎用ゴムから特殊ゴムまで扱っています。

布について

ゴム加工メーカーなのにゴム同様、様々な布(繊維)も扱っています。ゴムと布の組み合わせ方次第で様々な特性をもった製品に加工できます。 意外とゴムと繊維との相性(加工性)もあり、ゴム引布は奥が深い製品です。 繊維は天然繊維(綿など)と化学繊維(ポリエステル、ナイロン、ビニロンなど)に大別できますが、主に後者を扱っておりその代表的な繊維を紹介をします。

ポリエステル

通常、ポリエステルといえばPET(ポリエチレンテレフレート)を意味します。身近なものではPETボトルに使われている原料もこのPET樹脂です。 これを繊維化したものがポリエステル繊維で世界的に大量生産、大量消費されているポピュラーな繊維です。 特長はシワになりにくいので吸湿性は少なく、酸にも強いことです。 カメラの遮光布(ゴム引布)の基布として使われています。

ナイロン

世界初の合成繊維で長い歴史を持ちます。 他の合成繊維と比較すれば折り曲げや磨耗に強く、しなやかで軽いことが特長で、薄く軽さが求められる用途には最適です。 染色し易いため衣料用から産業資材まで様々な用途で開発されています。 古くから作り続けている雨合羽などの基布として使っています。

アラミド

ナイロンの一種ですが、普通のナイロンと違って硬い構造の高分子を原料としています。 本来の繊維は引っ張り強度も弱く、燃え尽きるものですが、手を加えて様々な性質を付加しています。 成分によってパラ系とメタ系に大別され、前者は弾性や力に優れており引っ張り強さは鉄の8倍にもなるため防弾チョッキやコンクリート構造物の補強にも使われています。 後者は消防服や高温絶縁材に使われるくらい耐熱・難燃性に優れており衣料から産業資材の広範囲に使われています。

ビニロン

ナイロンに続き世界で2番目に作られ、日本で発明された合成繊維です。特長は合成繊維の中でも親水性が良く吸湿性を持ち風合いは綿に似ています。 高強度・高弾性率、耐候性、耐薬品性といった性質を併せ持っています。ただし、化学変化や熱に強い反面、染色しにくくゴワゴワするという短所があり、衣料用の繊維としては使用しにくいです。 産業資材として、ロープ、補強繊維、アスベストに代わるセメント板の補強材にも使われています。

ガラス繊維

ガラスを融解(固体から液体に変化)させて繊維状にしたものです。熱や電気絶縁性に優れプリント基板やFRP(繊維強化プラスチック)として使われています。 かつては高価な素材でしたが浴槽や釣竿、板状にした耐熱断熱材、小型船舶など広く普及しています。繊維としては引張り強度や耐熱性もありますが、耐候性が不十分で シリコーンゴムなどでコーティングし面状発熱体などで使用されています。

綿布

化学繊維ではなく天然繊維の1つで、麻同様の植物繊維です。主に中国やインドで生産されており、日本では輸入し綿花から綿糸、そして綿布に加工(紡績)しています。 縫合性、保温性に優れ、比較的熱に強いので解けにくいのが特徴です。しかし、水分により収縮(シワ)しカビにも犯され易いのが短所です。 当社ではオフセット印刷用ブランケットの基布として使い、予め伸びを取った特殊な加工をした綿布を使っています。

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